ロシア連邦クリル諸島特別制度(KORF)の参加企業である「クリル・ダイビング」社は、認定ダイバー向けのユニークなプログラム、観光客向けの体験プログラム、そして初心者から経験者までを対象としたトレーニングコースを提供するウォータースポーツセンターが開設され、試験運用が始まった。極東・北極圏開発公社(FEACDC)の支援を受けたこのプロジェクトへの民間投資額は、総額1,500万ルーブルに上る。投資家は、20年間にわたり税制優遇や行政上の優遇措置といった国の支援を受けることになる。
「クリル・ダイビング」社のクセニア・アクセノワCEOによると、同ダイビングセンターはすでに試験的な運用を開始しており、今回のプロジェクト実施により、本格的なダイビングセンターとしての体制が整うことになる。プロジェクトの完了は2026年から2030年の間に予定されている。今後は段階的に新しい機材を導入し、トップクラスの専門家を採用していく計画。
クリル諸島における観光インフラの整備は優先事項であり、事業者によってすでに約30のプロジェクトが実施されている。極東開発地域支援局のパヴェル・シェイカ局長は「択捉島でのダイビングセンター開設は、同地域への観光客誘致、関連サービスの発展、そしてクリル諸島の投資魅力向上に寄与するでしょう。現時点でクリル諸島における唯一のダイビングセンター・プロジェクトであり、同諸島の観光の可能性を広げるための重要な一歩です」と述べた。
現在、KORFには69社が参加しており、総投資額は約189億ルーブルに達している。これらのプロジェクトにより約1,800人の雇用が創出されており、すでに9つのプロジェクトが実際の事業を開始している。
「KORF制度には投資義務が課されないため、新規事業の立ち上げにも、特定の投資プロジェクトの実施にも適しています。この優遇制度はクリル諸島(北方四島を含む千島列島)全56島に適用され、ユニークな自然環境下での事業展開に有利な条件を生み出しています。KORF参加企業には20年間の税制優遇措置が与えられるほか、自由関税地域(FCZ)制度の利用も可能です」と極東・北極圏開発公社は報告している。(astv.ru 2026/7/18)


