択捉島のクリル地方裁判所は、欠陥のあるトラクター販売をめぐる消費者保護訴訟を審理した。地元住民がトラクターを購入したところ欠陥が見つかったが、販売業者は取引の取り消しや代金の返金を拒否していた。悪質な販売者は、購入者に代金を返還するだけでなく、違約金や罰金も支払うことになった。
裁判所は、当事者間でトラクターとトレーラーを40万ルーブルで売買する契約が結ばれ、購入者が2026年5月1日までにそれらを引き取ることになっていたと認定した。期限から1週間後の5月8日、購入者が車両を引き取りに行った際、車輪が動かない、クラッチが欠落しているといった欠陥を発見した。原告は車両の受け取りを拒否し、代金の返金を求めた。一方、販売業者は、引き取り期間が終了していることや、トラクターの偶発的な滅失・毀損のリスクが購入者に移転していることを理由に、請求を拒否した。
裁判所は、消費者の権利が侵害されたと判断した。適切な状態で引き渡し可能な準備が整っていない場合、商品は購入者に引き渡されたとはみなされないと指摘した。定められた引き取り期間は、機器の実際の引き渡し準備状況や購入者への適切な通知に取って代わるものではない。審理の結果、裁判所は売買契約の解除を命じた。また、被告に対し、40万ルーブルの支払いに加え、消費者の要求を自発的に満たさなかったことに対する違約金35万ルーブルおよび罰金37万ルーブルの支払いを命じた。販売業者の支払い額は112万ルーブル(約205万円)を超えた。(citysakh.ru 2026/9/14)


