1946年7月15日までに国後島に秘密警察の支部を開設せよ

日ソ混住時代

「歴史読本 サハリン州立公文書館紀要第2号(1994年)」より

1946年7月13日

南サハリン州民政局長による「南クリル地区への支援提供について」の命令より(資料番号91)

以下の通り命じる:

1. 人事部長コスタレフ同志は、5日以内に6名の職員を南クリル地区民政局へ派遣すること。

2. 州検察官、MVD(内務省)局長、MGB(国家保安省)局長、国立銀行支店長、および通信局長は、本年7月15日までに南クリル地区に各機関の地区支部を設置し、そのために必要な人員を派遣すること。

3. 州通信局長イワノフ同志は、本年8月1日までに、地区内における電話通信網を確立すること(これにはトマリ=泊、トフツ=東沸、フルカマップ=古釜布、チノミノジ=乳呑路の各集落における郵便局の開設を含む)。また、シコタン島(※色丹島)およびシボツ島(※志発島)における無線通信網を確立し、南クリル地区とユジノサハリンスク市との間の無線通信を確保すること。

4. 州保健局長ヴァシュキナ同志は、南クリル地区に5つの医療サービス区域を設置し、20床の地区病院、外来診療所、および地区薬局を開設すること。

5. 州教育局長パヴロフ同志は、本年7月20日までに、当該年度の必要量を考慮した上で、教科書、ノート、視聴覚教材等を地区内の学校へ輸送すること。

日本語による学校教育課程を策定すること。地区内に4つのロシア人向け初等学校を設置し、ユジノクリリスク(※古釜布)集落に30名収容の寄宿施設付き中等学校(7年制学校)を設置すること。

6. 州通商局長ヤコヴレフ同志は、ウラジオストクから当該地区へ工業製品および消費財を輸送すること、住民向けの食料品店を2店舗開設すること、ならびに地区職員向けの食堂および売店を設置すること。

7. 農業部長ジュラヴリョフ同志は、土地利用計画策定のための測量技師を派遣し、かつ必要量の農業用具を輸送すること。

(8.は欠)

9. 道路部長ナボコフ同志は、捕虜および軍部隊の労働力を活用し、ユジノクリリスク地区(※この場合、国後島・古釜布)において、地区中心部からトマリ(※泊)集落に至る30キロメートルの道路を建設する計画(7月から11月の期間)を策定すること。

10. 地区民政局に対し、1946年に住宅2棟を建設することを許可する。

州民政局長 D. クリュコフ

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