日本政府、サハリンで拘束された日本人記者の権利保護を求める

サハリン
ロシア連邦保安庁(FSB)が公開した映像より

10月14日、ユジノサハリンスクで北海道新聞の記者がスパイ容疑で拘束されたことを受け、日本政府がコメントを発表した。同記者は、「ウクライナ特別軍事作戦」に参加しているクリル諸島(※この場合、北方四島)の住民に関する情報を収集・保管していた疑いが持たれている。記者は、この情報を日本の情報機関に伝えようとしていたとみられている。

日本外務省によると、ロシア側に対し、記者が拘束された経緯などについて情報提供を求めた。同省の発表によると、同日夜にはノズドレフ駐日ロシア大使を呼び出し、即時かつ客観的な情報を提供するよう求めたという。

木原稔内閣官房長官は、日本大使館が記者と連絡を取れていないことを明らかにし、「現在、事実関係を確認中である。状況を把握した上で、ロシア側へのさらなる照会など、必要な対応をとっていく」と述べた。

北海道新聞社は、現在詳細を確認中であり、記者の安全確保を最優先事項としていると表明した。日本の労働組合もこの問題に関与している。日本外国特派員協会は、「ロシア当局による新聞記者拘束の報道に対し、極めて強い懸念を表明し、説明を求める」との声明を出した。

日本新聞労働組合連合および北海道新聞労働組合も声明を発表し、「記者の安全と健康を確保し、直ちに解放するよう強く求める」と訴えた。声明によると、当該記者はビザを取得してロシアに滞在し、取材活動を行っていたという。また、「報道の自由は民主主義の原則の一つであり、全面的に尊重されなければならない。ジャーナリズムとジャーナリストの安全は、いかなる国や地域においても常に保障されるべきである」と指摘した。北海道新聞によると、各団体は日本政府に対し、「ジャーナリストの安全を最優先し、早期解放に向けてあらゆる手を尽くすよう」求めた。

ロシア側の声明

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、日本人ジャーナリストをめぐるスパイ容疑の事案は、ロシアと日本との関係に影を落とすことになると述べた。同報道官は、こうした行為は遺憾であるとした上で、「日本政府に対し、改めて方針を見直して変更し、ロシアに対する敵対的な行動を放棄するよう」求めた。

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は、この件について「スパイがいれば、捕まるということだ」とコメントした。RIAノーボスチ通信によると、同報道官は、連邦保安庁(FSB)がすでに関連する声明を出しており、同庁は自らの任務を遂行していると述べた。

事件の概要

ロシア外務省に記者登録していた北海道新聞の記者が、日本のためにスパイ活動を行った疑い(ロシア連邦刑法第276条)で、ユジノサハリンスクにて拘束された。スパイ容疑で刑事事件として立件されており、モスクワのレフォルトヴォ裁判所は容疑者の逮捕を決定した。現在、捜査当局がさらなる捜査および捜査活動を行っている。

連邦保安庁(FSB)の声明によると、「捜査活動の結果、記者がロシア連邦の安全を脅かす目的で、国家の情報機関に提供するために、ロシアの防衛力に関する情報を収集・保管していたことが判明した」という。(サハリン・メディア2026/10/15)

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