択捉島・別飛 サケの大不漁で水産加工に見切り、飲料水生産に業態転換

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別飛でギドロストロイが経営する水産加工場。「クリル諸島(北方領土と千島列島)―ロシアの土地」と書かれている

今年、サハリン州では12の新しい食品生産施設が稼働を開始した。この中には、今年4月に択捉島レイドヴォ(別飛)で操業を開始したボトル入り飲料水の製造工場が含まれている。この環境に配慮した新しい生産ラインを導入するため、オーリヤ湾(オーヨ)にあった旧水産加工施設の全面的な近代化が行われた。ここで生産される高品質な水は、クリル諸島の有名な火山であるボグダン・フメリニツキー山(散布山)の麓にある、深い被圧地下水井(自噴井)から汲み上げられている。

※ブランド名「クリリスキー・ベレグ」と名付けられた製品は、「ギドロストロイ」グループ傘下の水産加工場「クリリスキー・ルィバク」社が製造している。サケの回帰数が大幅に減少したことを受け、オーリャ湾にあった水産加工場を、ボトリング(瓶詰め・容器詰め)ラインを設置するために改修した。水産加工場は、コルサコフ地区のオゼルスコエ村へ移転し、従業員の雇用を維持するため新たに飲料水の生産を開始したという。

今年、サハリン州の食品産業分野への設備投資額は約1億9,400万ルーブルに達し、製品ラインナップも145品目増加した。州政府のアレクセイ・ベリク首相は「州政府は、食品・加工産業の発展に向けた環境整備を一貫して進めてきました。私たちは、新たな生産施設の設立や既存施設の近代化、そして最新技術の導入を促進するための様々な企業支援策を講じています。こうした取り組みを通じて、地域の食料安全保障の強化、外部供給への依存度の低減、そして住民の皆様が非常に新鮮で高品質な製品を手にできるようにすること、といった重要な目標を達成しようとしています。さらに、この分野はサハリンやクリル諸島の住民のために新たな雇用機会も創出しています」と話している。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2026/10/28)

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