択捉島に明るいニュースが届いた。サハリン州議会議員であり、サハリン州漁業企業協会(ARSO)の会長でもあるマクシム・コズロフ氏によると、現在、科学者たちがクリル諸島(千島列島)近海で行っているトロール調査の結果、サハリンと択捉島周辺に分布すると見込まれるカラフトマスの群れが確認された。
コズロフ氏は「当初、漁業者は同島にまとまった量のカラフトマスが到達するとは予想していませんでした。そのため、産卵場への十分な親魚の確保を優先するという『予防的アプローチ』に基づき、商業漁業は行わない方針でした。次善の策として、産卵場の収容能力の50%が満たされた段階で漁業を開始するという選択肢が検討されていました。現時点での科学的な暫定予測では、天然のカラフトマス約2,000トンと、島内の孵化場で育成された3,000トンが択捉島に到達する可能性があります。したがって、推奨される総漁獲量は約5,000トンに上る見込みです。これは産業的に見て非常に大きな数字です」と指摘した。
過去数年間の漁業戦略が見直される可能性が高く、漁業者が従来のように多数の地引き網(セインネット)を使用することは許可されないとみられる。使用する網の数は厳しく制限されることになる。「使用する漁具が制限されたとしても、雇用の創出や税収を通じた地域経済への貢献など、大きなプラス効果をもたらすでしょう」と、同氏は『クラスヌイ・マヤーク』(択捉島の地元紙「赤い灯台」)紙に語った。
なお、択捉島の漁業会社は、いわゆる「小規模」漁期を事実上終了した。混合魚種の漁獲許可は有効だが、すでに結果を総括できる段階にある。「クリルスキー・ルィバク」社はタラ671トン816キログラム、スケトウダラ30トン322キログラムを加工用に水揚げした。有限会社「SKIT」はタラ60トンの漁獲を記録した。漁業者たちは現在、サケ・マス漁のシーズンに向けた準備に入っている。シーズンがどうなるかは時が経てば分かるが、サケ・マスが島に到来するという期待は高まっている。(択捉島の地元紙「赤い灯台」2026/7/12)


