サハリン州選出のロシア連邦議会下院議員であるゲオルギー・カルロフ氏が択捉島を実務訪問した。同氏はコンスタンチン・イストミン地区長と会談し、積極的な活動を行う住民や軍関係者と意見を交わした。さらに同議員は、ロシアの英雄エドゥアルド・ノルポロフの名を冠した新設の学校で開催された、8月の教育者会議にも出席した。
カルロフ氏によると、クリル諸島はこの15年間で大きな変化を遂げた。択捉島の発展には、同島で10年近くにわたり実施された連邦の特定プログラム(※クリル諸島社会経済発展プログラム)が重要な役割を果たした。
しかし、同地域には依然として解決すべき課題がいくつか残されている。それらには、老朽化し危険な状態にある住宅からの住民の移転、既存集合住宅の改修および新規建設、遠隔地の集落へ続く舗装道路の建設継続、そして空港の近代化などが含まれる。
これらのプロジェクトを実施するには多額の資金が必要だ。予算不足の状況下、同議員は投資をより積極的に誘致することが不可欠だと考えている。
会談では、クリル諸島に適用される優遇経済制度についても議論された。カルロフ氏は、既存の企業にもその恩恵を拡大すれば、この措置はより効果的なものになると考えている。
また、参加者からは公共機関向けの電気料金に関する懸念も示された。もう一つの問題は、クリリスクが「単一産業都市(モノゴロド)」のリストから除外されたことに起因している。その結果、同地区の住民は「極東住宅ローン」制度を利用する際に制限を受けることになった。
カルロフ氏は、これらの問題についてサハリン州知事と協議し、最も差し迫った課題の解決策を見出したいと述べた。 「今は困難な時期であり、ロシアは自国の主権を守っています。クリル諸島の住民の皆さんが、この歴史的瞬間の重要性を理解してくださっていることを嬉しく思います。勝利は間違いなく我々のものとなるでしょう。誰もそれを疑ってはいません。そして、私たち一人ひとりがそれぞれの『最前線』で自らの務めを誠実に果たし続ければ、必ずや成果を上げることができるはずです」とゲオルギー・カルロフ氏は述べた。(sakh.online 2026/8/25)
択捉島クリリスク(紗那) 単一産業都市のリストから除外される(sakh.online 2013/7/11)
ロシア地域開発省は、同国の単一産業都市リストを改定した。サハリン州のクリリスク(択捉島・紗那)を含む27の集落がリストから除外された。
サハリン州のセルゲイ・カルペンコ経済開発相は、RIAサハリン・クリル通信に対し、クリリスクが2009年に単一産業都市リストに加えられた経緯を説明した。「当時、連邦政府の『クリル諸島社会経済発展プログラム』の下で島内で実施されるプロジェクトへの資金を増額することが検討されていました。その際、単一産業都市向けに確保された連邦予算の予備費から追加資金を調達する計画が立てられていたのです」と述べた。
クリリスクを単一産業都市として支援する計画が策定され、択捉島の桟橋建設が主要プロジェクトに位置づけられた。この計画について連邦当局と調整を進める一方で、桟橋建設やエネルギー・インフラ等の諸課題への対策を既に盛り込んでいた「クリル諸島社会経済発展プログラム」自体の資金増額に向けた取り組みも成功を収めた。
「その結果、単一産業都市としてクリリスク向けに策定された計画は、その意義を失いました。さらに言えば、クリリスクは実際には単一産業都市の要件を満たしておらず、深刻な雇用問題も存在しません。そこでサハリン州政府が同市をリストから除外するよう提案し、地域開発省もこれに同意したのです」とカルペンコ氏は報告した。
カルペンコ氏の説明によれば、ロシア連邦における単一産業都市のリストには300以上の地域が含まれている。連邦予算による支援が行われているものの、今後はリストを見直し、連邦資金の投入を含めた支援の重点を20〜30の地域に絞り込む方針が決定されたという。


