「日本は今後も国際社会、特にG7と緊密に連携し、ウクライナ支援や対ロシア制裁を推進していきます。同時に、ロシアは日本の隣国であり、適切な二国間関係を維持することも重要である」–フランスでのG7サミットの結果に関するブリーフィングにおいて、赤堀毅外務審議官が述べた。
ASEANでの接触予定はなし
日本は現在、ロシア側との政治的な接触について具体的な計画を持っていない。これには、7月中旬にマニラで開催される東南アジア諸国連合(ASEAN)関連の行事における接触も含まれる。「ASEA外相会議関連の行事の枠組みを含め、日露間の政治レベルでの接触については、現時点で具体的な計画はありません」と赤堀氏は明らかにした。
ロシア側の立場
2022年以降、日本政府はロシアに対して数次にわたる制裁を科しており、その結果、二国間関係は大幅に縮小している。駐日ロシア大使のニコライ・ノズドレフ氏は以前、タス通信のインタビューで、日本の敵対的な政策により両国関係がかつてないほど悪化していると述べた。同大使は、関係修復の前提条件として、日本側が非友好的な政策を放棄することを挙げた。
5月に行われたアンドレイ・ルデンコ外務次官と日本の国会議員との会談を受け、ロシア外務省は、国家間の接触を再開するには「日本および日本国民の利益に資さない、敵対的な反ロシア路線を日本当局が放棄すること」が必要であり、それには具体的な措置が伴うべきだと表明した。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、国際会議の機会を利用したハイレベルな接触の実施について、日本側から要請は受けていないものの、検討する用意はあると強調した。
日本側からのシグナル
ロシア帝国の初代駐日外交代表であるイオシフ・ゴシケヴィチを記念する展覧会が東京で開幕した際、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相はメッセージを寄せ、「日本にはロシアとの建設的な対話や互恵的な協力を強く支持する人々がいる」とし、「いかなる政治情勢もこれを揺るがすことはできない」と述べた。
5月には、自由民主党の鈴木宗男参議院議員がロシアを訪問した。同議員はルデンコ外務次官との会談後、日本側から要請があれば、マニラで開催されるASEAN首脳会議の機会に外相会談を行う可能性について双方が検討したと記者団に語った。しかし、茂木敏充外相は政府として外相レベルの接触に関する具体的な計画はないとしつつも、「日本はモスクワとの対話に対して開かれた姿勢をとっている」と強調した。(サハリン・メディア2026/7/12)


