サケ不漁でソ連時代の「国営孵化事業」に回帰へ サハリン水産企業協会「民間では投資に対する見返りを期待できず」

未分類
0-0x0-0-0#

10月30日、サハリン州水産企業協会(ARSO)のメンバーが年次会合を開き、業界の現状や喫緊の課題、今後の発展の展望について議論した。

予想通り、特に深刻な課題として議論されたのが、個体数が減少する中でのサケ漁の問題である。この問題は、漁場利用契約の更新という要件と密接に関連しており、業界内の多くの企業にとって、その存続を脅かす事態となっている。

会合での報告によると、現時点で契約更新が完了しているのは、対象となる漁場全体の約40%に過ぎない。しかも、その大半は商業的価値がそれほど高くない魚種であるという。対照的に、北に隣接するカムチャツカ地方では、この更新率は82%を超えている。ARSO会長によれば、カムチャツカの水産業界は非常に楽観的であり、将来の好漁によって、現在および今後の経費を十分に賄えると見込んでいるという。

一方、サハリン州政府も、島々におけるこの状況の深刻さを認識している。ヴァレリー・リマレンコ知事は、当該分野を支援するための措置を検討すると約束した。

マクシム・コズロフ氏は、サハリン全域におけるサケの孵化場を維持・保存することを最優先の目標として挙げている。

「個人の見解や周囲の意見がどうであれ、現在サケの個体数が深刻に減少している以上、我々の使命は親魚を保存することです。そうすることで、将来的に状況が好転し、傾向が逆転した際に、資源を回復させることが可能になります。一方で、現在魚の増殖事業を行っている孵化場にとって、投資に対する見返りを期待することは現実的ではなくなっています。その結果、我々は必然的にソ連時代のモデル――つまり、国営の孵化場が政府からの資金提供を受けて運営を維持し、直接的な経済的利益を求めずに稚魚を放流する――という形へと回帰しつつあります」と述べた。(citysakh.ru 2026/10/31)

タイトルとURLをコピーしました