色丹島のガス・ディーゼル発電所2027年に稼働 ロシア製発電機を採用する初の施設

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色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の「マロクリリスカヤ」ガス・ディーゼル発電所は、2027年の稼働に向けて試験運転が行われている。同島を訪問しているサハリン州のヴァレリー・リマレンコ知事が現地で工事の進捗状況を確認した。

新しい発電所は、液化天然ガス(LNG)とディーゼル燃料を併用するロシア国内で製造されたガス・ディーゼル発電機を採用する初の施設となる。当初の出力は5.3MWだが、将来的には6.4MWまで増強可能である。現在、「ロセッティ・モバイルGTES」が、据え付けおよび試運転作業を行っている。

リマレンコ知事は「色丹島にガスが到着しました。設備の試運転により、システムの機能が確認されています。これは、私たちが以前から計画していた重要なプロジェクトです。今回、コロメンスキー工場で製造されたロシア製の新しいガス・ディーゼル発電機を導入しました。これらは、液化ガスを70%、ディーゼル燃料を30%の比率で使用して稼働します。つまり、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)において新たなエネルギー源が開発されているということです。大きな第一歩を踏み出しました。この節目を迎えられたことを、皆さんと共に喜びたいと思います!」と語った。

同発電所には、本プロジェクトのために特別に開発されたガス・ディーゼル発電機が3基設置されている。1基目は2025年に、残りの2基は2026年に据え付けられた。天然ガスは、プリモーリエ地方にある「ガスプロム・ヘリウム・サービス」のプラントから、エネルギー企業「ロセッティ・モバイル・ガスタービン発電所」によって、ロシア製の極低温タンクコンテナを用いて海上輸送される。エネルギー資源の受け入れ、貯蔵、および再ガス化(気化)の全工程において、ロシア国内製の設備が使用される。「これは最新鋭の施設です。導入された設備は、本プロジェクトのために特別に開発されたもので、こうした機器がロシア国内で製造されたのは今回が初めてのことです。この発電所は、2027年半ばまでに本格稼働を開始する予定です」と、サハリン州政府のアレクセイ・リムシャ副首相は述べた。

新しい発電所は、一般住宅のほか、水産加工場や観光施設などへ電力を供給することになる。ロセッティ・モバイルGTES社のアルチョム・グロトフCEOは「『ロセッティ・モバイルGTES』社は、クリル諸島における安定した電力供給とエネルギー安全保障の確保に継続的に取り組んでいます。マロクリリスカヤ・ガスディーゼル発電所の建設は、そのための重要な一歩となりました。私たちは国内で開発されたハイテク・ソリューションを採用しました。これらは、島嶼部の独立した電力システムの信頼性を向上させるとともに、遠隔地における新たなエネルギーインフラ建設に応用可能な統一的なアプローチを構築する助けとなります」と語った。

同発電所は、試運転を経て2027年に完全稼働する予定。本プロジェクトは、クリル諸島への電力供給の信頼性を向上させる取り組みの一環として、ロセッティ・モバイルGTES社がサハリン州政府と連携して実施している。(astv.ru 2026/10/29)

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