クリル(千島)上陸作戦の開始から81周年を迎えた8月18日、北千島シュムシュ島(占守島)で、捜索遠征中に発見されたソ連軍兵士の遺骨の埋葬式が執り行われた。式典にはサハリン州のヴァレリー・リマレンコ知事が参列した。同州運輸省は、この式典の実現を可能にした遠征の準備状況について説明した。
国内各地からの捜索隊が「記憶の継承(追悼と捜索の活動)」を続けている。7月5日以来、捜索隊はセヴェルナヤ山(四嶺山)付近や、1945年8月にクリル諸島解放をめぐる激戦が繰り広げられた旧日本軍の陣地バイコヴォ(片岡)の跡地などで活動している。捜索隊の主な任務は、戦没者の遺骨を発見し、何十年もの間、名もなきまま大地に眠っていた英雄たちの名誉を回復することだ。今年はロシア東部軍管区の工兵部隊が活動を支援しており、不発弾が頻繁に発見される地域での安全確保を担っている。昨年同様の活動では、3,500発以上の砲弾や地雷が処理された。
遠征のための物流・輸送活動自体も、特筆すべき偉業と言える。サハリン州運輸・道路省のマクシム・ジョゴレフ大臣によると、大規模な輸送作戦が組織された。船舶「ヴィクトル」号がコルサコフとパラムシル島セベロクリリスクの間を3往復し、総重量約340トン、容積1,400立方メートルを超える機材や物資を輸送した。貨物には建設機械や重機、輸送用コンテナ、野営用機材などが含まれていた。これらすべての物資は、その後、艀(はしけ)を使ってシュムシュ島へ運ばれ、未整備の海岸に陸揚げされたが、これには高度な技術を要する作業だった。
50人の捜索隊員を収容するキャンプは、遠征期間中の拠点となった。同大臣によると、現在はキャンプの撤収作業が進められている。ロシア大統領の命令により、シュムシュ島にはすでに連邦軍事歴史記念施設が整備されている。同施設には、英雄ニコライ・ヴィルコフとピョートル・イリイチョフの記念碑や歴史的展示物、保存された旧日本軍の兵器などが設置されている。しかし、調査活動はそれだけにとどまらない。毎年、埋もれていた戦没者の名前が新たに判明しており、クリル上陸作戦の英雄たちの記憶は、その子孫たちによって大切に守り継がれている。シュムシュ島で行われた埋葬式は、その何よりの証しと言える。(citysakh.ru 2026/8/20)



