9月から教育カリキュラム大幅変更 「社会・歴史」授業拡充、新たに「道徳的文化」必修 地域に根差したキャリアガイダンスも

国後島の話題

ロシア教育省は学校のカリキュラムに関する大幅な変更を発表した。これらは教科の内容だけでなく、教育制度や進路指導にも影響を及ぼすものだ。セルゲイ・クラフツォフ教育大臣はRIAノーボスチ通信のインタビューに応じ、今後の教育プロセスの構成について概要を説明した。国後島の地元紙「国境にて」編集部は、同地域の学校に影響を与えうる主な変更点をまとめた。

社会科と歴史:授業時間の再配分と統一カリキュラム

2026年9月1日より、9年生から11年生の生徒を対象に社会科の授業が実施される。同時に、歴史に割り当てられる授業時間も増加する。この科目には統一カリキュラムが導入され、各トピックへの割り当て時間が規定されるほか、指導順序の変更も認められない。大臣によれば、これらの措置は全国で均一な知識水準を確保するのに役立つという。

新科目:「精神的・道徳的指針」

学校のカリキュラムに「ロシアの精神的・道徳的文化」という新科目が導入される。その目的は、伝統的な価値観に基づいた世界観を児童・生徒に育むこと。このコースでは、政治家、社会活動家、文化人、科学者、軍関係者(「ウクライナ特別軍事作戦」の英雄を含む)の生涯や考え方について学ぶ。この科目は段階的に導入され、5年生は2027年1月から、6年生と7年生は2027年9月1日から授業が開始される。

安全と訓練:1つの科目から2つのコースへ

新学年度から、「祖国の安全と防衛の基礎」という科目は、「生活の安全」と「軍事訓練の基礎」という2つの必修コースに分割される。実践的なスキルに重点が置かれ、生徒は家庭、都市、自然の中、そしてデジタル空間において身を守る方法を学ぶほか、個人の安全と国家の安全保障との関連性についても理解を深める。

行動評価の導入

新学年度より、全国の多くの学校で小学2年生から中学2年生(ロシアの学制における2~8年生)を対象とした行動評価が開始される。試験的な実施を経て、「模範的」、「許容範囲内」、「不適切」という3段階の評価モデルが採用された。教育大臣は、これが単なる成績評価ではなく、子供が抱える困難を早期に発見し、その発達を適切な方向へ導くための「教育的ツール」であることを強調している。この制度は、2027年9月1日からロシア全土の学校で導入される可能性がある。

地域に根差したキャリアガイダンス

2027年度より、課外活動プログラム「ロシア ― 私の展望」において、地域に関する内容を盛り込むことが義務付けられる。このプログラムには、地域の経済、主要企業、需要の高い職業、キャリアの機会について学ぶ授業が少なくとも8回含まれる予定。この新たな取り組みは、6年生から11年生までの850万人以上の生徒を対象とした統一キャリアガイダンス・モデルの一環だ。特に南クリル地区(国後島、色丹島、歯舞群島)において、このアプローチは大きな意義を持つ。地元の産業や企業について学ぶことで、生徒は十分な情報に基づいた進路選択を行い、地元に定着することが期待されるからだ。

教育省によると、9月1日には約1,750万人の子供たち(うち1年生は150万人)が学校に戻る。こうしたプログラムの変更は、教育の質を向上させるだけでなく、生徒の総合的な発達、職業に関する主体的な選択、責任ある市民としての成長を促す環境を整えることを目的としている。(kurilnews.ru 2026/8/11)

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