日本は、エネルギー安全保障上の極めて重要な意義を鑑み、ロシアの石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン1」および「サハリン2」への参画を維持する方針である。これは、タス通信が確認した日本政府の年次報告書『エネルギー白書』に記載されている。同文書は経済産業省が作成し、閣議で承認された。
白書には「中長期的なエネルギーの安定供給を確保する観点から、日本は現在、サハリン1およびサハリン2プロジェクトにおける権益を維持する方針である」と記されている。また白書によると、日本は2025年時点で、LNG(液化天然ガス)輸入総量の8.6%をサハリン2プロジェクトから調達しており、ロシアは日本にとって3番目に大きなLNG供給国となっている。なお、サハリン1プロジェクトからの原油は、現在購入されていない。
白書の作成者らは、「石油・天然ガスを生産するサハリン1およびサハリン2プロジェクトは、中東など他の国・地域と比べて日本に非常に近いため、輸送時間やコストを削減できる」と説明している。
さらに、これらのプロジェクトからの供給ルートは、ホルムズ海峡のような危険な「チョークポイント(海上交通の要衝)」を回避できると強調されている。白書には「ホルムズ海峡のような、いわゆるチョークポイントを通過する必要がないため、安全かつ安定した供給が可能であり、エネルギー安全保障の観点から極めて重要なプロジェクトである」と記されている。(astv.ru 2026/10/28)


