国後島・択捉島でもミサイル・システム展開 ロシア太平洋艦隊が大規模演習

ロシア軍

ロシア極東の海上国境、島嶼地域、および沿岸領土の防衛を任務とするロシア太平洋艦隊の演習において、沿岸ミサイル・システム「バル」および「バスティオン」が、沿海地方、カムチャツカ、チュクチ、クリル諸島(北方四島を含む千島列島)の沿岸部に展開した。同艦隊の広報部が詳細を明らかにした。

※北方四島を含む千島列島では、択捉島に移動式沿岸防衛地対艦ミサイルシステム「バスティオン」、国後島に地対艦ミサイルシステム「バル」、千島中部のマトゥア島(松輪島)と千島北部のパラムシル島(幌筵島)に移動式沿岸防衛地対艦ミサイルシステム「バスティオン」が配備され、要塞化している。

ミサイル大隊の要員は指定された陣地へ移動し、装備の偽装を行うとともに、防御態勢を整えて24時間体制の監視を実施し、いつでも兵器を使用できる即応態勢を維持した。超音速ミサイル「オーニクス」を搭載した「バスティオン」システムは、数分以内に発射位置へ展開し、数百キロメートル離れた標的を攻撃することが可能。

これと並行して、コルベット艦「グレミャーシチイ」の乗組員は、アバチャ湾の海域から、カムチャツカ地方にある「クラ」演習場の沿岸標的に向けて巡航ミサイル「カリブル」を発射した。ミサイルは約1,300キロメートルの距離にある標的に命中した。

この演習は、太平洋艦隊司令官ヴィクトル・リーナ大将の指揮下、双方向形式(部隊間での対抗演習を含む形式)で実施されている。演習には、水上艦、潜水艦、支援艦など約60隻、航空機・ヘリコプター・ドローン約30機、そして1万3,000人以上の軍人が参加している。演習は日本海、オホーツク海、および北西太平洋の海域で行われている。(sakh.online 2026/8/7)

千島列島とチュクチ半島の沿岸ミサイルシステムが太平洋艦隊の演習に参加(interfax.ru 2026/8/5)

ロシア太平洋艦隊は、極東国境防衛演習の一環として、沿岸ミサイルシステム「バル)」および「バスティオン」がクリル諸島(北方四島を含む千島列島)、チュクチ半島、カムチャツカ半島、沿海地方の各地域で展開・配置されたと発表した。

同艦隊の広報部は5日に発表した声明の中で、「艦隊の沿岸ミサイル部隊に所属する『バル』および『バスティオン』の運用要員が、沿海地方、カムチャツカ、チュクチ、クリル諸島の沿岸部に設けられた配置エリアへ発射機を展開させた」と述べた。

太平洋艦隊の報告によると、部隊の要員は指定された配置場所へ移動し、偽装措置を講じるとともに、現代の脅威に対する防衛態勢を整え、武器使用に即応できる24時間体制の任務に就いた。

太平洋艦隊は、超音速対艦ミサイル「オーニクス」を搭載する「バスティオン」ミサイルシステムについて、極東の海域における指定エリアで接近阻止(A2/AD)領域を形成し、沿岸防衛を確保することが可能であると説明した。

広報部は、「これらのシステムはわずか数分で戦闘配置に就くことができる。搭載される巡航ミサイルはマッハ2.5の速度で目標へ向かい、現代の防空システムでは探知が極めて困難であり、数百キロメートル離れたあらゆる規模の軍艦を無力化する能力を有している」と述べた。

8月4日、海軍は極東における海上国境、島嶼地域、および沿岸地域の防衛演習の開始を発表した。この演習は日本海、オホーツク海、北西太平洋で行われ、1万3,000人以上の将兵に加え、水上艦、潜水艦、支援艦など約60隻、さらに航空機、ヘリコプター、無人航空機(UAV)約30機が参加する。太平洋艦隊によると、演習期間中、将兵は高精度兵器、最新の武装、および軍事装備の統合運用訓練を行う予定である。

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