色丹島マロクリリスコエ(斜古丹)の水産加工会社「オストロブノイ」は2027年末までに新たな船舶修理工場を建設する。同社の代表者が、同島を視察で訪れたヴァレリー・リマレンコ知事に対し、計画を明らかにした。

同社は2024年、ゼロから船舶修理体制の構築に着手した。2025年には、南クリル諸島(北方四島)で初となる、自社船団の完全な修理サイクルを確立。これにより、船舶のメンテナンスのために海外や極東の他地域へ船を回航する必要がなくなった。
リマレンコ知事は「貴社が漁船向けの自社修理施設を構築し、さらに拡張を進めていることは、戦略的に非常に賢明な判断です。これにより、船舶のメンテナンスにおいて外国に依存する必要がなくなります」と評価した。

2026年10月、同施設で火災が発生し、生産用ハンガー(格納庫)が焼失したものの、一部の設備は無事に回収され、別の場所へ移設されたことで、船舶の修理作業は継続されている。知事には、焼失した格納庫の跡地に新工場の建設用地がすでに確保されていること、また設計作業が最終段階にあることが報告された。
オストロブノイ社の開発担当副総支配人セルゲイ・スハノフ氏は「今年中に建設を開始します。生産設備は準備が整ったものから順次稼働させ、来年末までには新工場を全面的に稼働させる計画です」と述べた。将来的には、他の水産会社の船舶や、軍の艦船を受け入れる修理拠点となることも視野に入れている。(astv.ru 2026/10/29)


